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社長メッセージ

 

代表取締役社長  宇陀 栄次

米セールスフォース・ドットコム 上席副社長 (兼任)

 

eiji uda

「所有から利用へ」  IT においても、自社で購入、開発、運用、保守する時代から、ITをサービスとして利用する時代になってきました。

最近、定額給付金やエコポイント(経産、総務、環境の3省合同プロジェクト)のシステムとしても当社のサービスが採用され、数週間で構築し、従来の経費の数分の1でサービスが開始されました。 スケールメリットを活かすことで、機能、価格、信頼性、安全性などを飛躍的に改善させたもので、世界6万社の企業から支持されて成長・発展し、大企業や官公庁にまで採用されています。 行政が、中小企業や、省庁と自治体のシステムをクラウド化することを促進していることも大きな影響を与えています。

当社は広範囲な業務に利用できるプラットフォームを発表して、業務範囲ならびに業績も大幅に拡大しております。 これらは、お客様、パートナー様、メディア、行政など皆様のおかげであり、心より感謝申し上げます。 今後、通信サービス各社の新しい取り組みと連動して、日本のクラウドコンピューティングが本格的に拡大すると考えます。 ITサービスだけではなく、新しい通信サービスや新しいモバイル端末など、まさにICTの新しい需要を喚起し、日本の優れた技術やノウハウを輸出産業にする可能性があると考えています。

 

クラウドコンピューティングとは
ITの第3の選択肢とも言えます。従来、自社開発(Make)か、 パッケージ購入(Buy)+カスタマイズという方法だけでしたが、クラウドコンピューティングは、常に最新のサービスを利用(Use)できるという第3の選択肢です。 ホテルやハイヤーや賃貸オフィスを利用することに似ています。 経営環境の激変はもはや当たり前の今日、ITにもスピードとコストと柔軟性が必須です。 また、ITの投資対効果は、遅れるほどに効果は減衰し、費用は増大するものです。 その結果、効果の出ないシステムになってしまいます。  多数のユーザーで共有する規模のメリットと、様々な外部のサービスを自社のシステムと連携させて利用できることが、Cloudの本質です。 当社はセキュリティーに年間約100億円の投資をしています。 専門事業者による監査(SAS70Type2)、バックアップ、災害対策などの二重化も標準サービスの費用の中に含まれています。”自社保有では、そこまで投資できない、格段に安全”というご評価も頂いています。規模のメリットの一例です。

お客様・パートナーの成功
約6万社・約200万人のお客様によって実際にご利用頂き、その成功例の蓄積で当社のサービスは作られています。 年に3回のバージョンアップを無料で行い、常に最新の技術とお客様のご要望を取り入れて進化させています。 さらにお客様一人ひとり毎に、自分専用の設定が簡単に出来ます。当社の実績では、自社開発やパッケージの場合の開発コスト・期間と比べて、3分の1から5分の1と考えられてます。 また、簡単な修正などは2桁違うと言うお客様もあります。 また、全世界でもパートナーシップが進展しています。日本でも大手SI各社や中小ITサービス会社との協業も、積極的に展開しております。全世界で1,000社以上の様々な分野のソリューション・パートナーが、連携ソリューションや自社のクラウドコンピューティングのサービスを開発し発表しています。

日本企業の生産性向上と、経済の活性化に
調査会社によると、「Cloud の利用を検討する」が70%以上になっており、この数年で採用が大きく拡大すると予測されています。 2011年にはビジネスアプリケーションの25%、CRM系の60%以上がSaaSモデルになるとも予測されています。 市場予測としてCloudの市場規模は、全世界で2011年で16兆円という予測もあります。大手企業はもちろんのこと、日本経済の基盤である中小企業への導入を促進する体制を強化し、ますます日本企業の生産性の向上、国際競争力の強化、日本のIT産業の輸出化や経済の活性化などにも貢献していきたいと考えています。

クラウドコンピューティングによって、ITサービス産業は減退して行くのではないか、SEの雇用は減少するのではないかと懸念される方がいらっしゃいます。 しかし、むしろ、新しい技術やサービスを加えることによって、お客様の選択肢を増やし、お客様の満足を得ることで、その産業は成長発展すると確信します。ITサービス産業は新しい発展段階に入ったと考えます。 まだまだ未熟な産業です。だからこそ、ますます大きな広がりと発展の可能性があると考えます。今後、あらゆる産業のサービス向上、品質向上、お客様の満足の向上などと密接につながって、発展してゆくものと考えます。

 

 

【略歴】
慶應義塾大学法学部卒
日本アイ・ビー・エム株式会社
大手担当の営業部長、社長補佐、製品事業部長、理事・事業部長など
法人系IT会社の社長を歴任
米国セールスフォース・ドットコムSenior Vice President(上席副社長) 兼
株式会社セールスフォース・ドットコム  代表取締役社長